ヅカ初心者の雑記

宝塚歌劇団にハマりかけの干物女による雑記

【感想】『銀ちゃんの恋』(2021・花組・梅田芸術劇場シアタードラマシティ)

どう感想を書けばいいのかな~~と悩んでいたら日数が経っていました。

『銀ちゃんの恋』 公演概要

1982年に「直木賞」、1983年に映画版で「日本アカデミー最優秀脚本賞」を受賞した、つかこうへい作「蒲田行進曲」。宝塚歌劇では1996年に、久世星佳主演で初演、2008年と2010年には、大空祐飛主演で再演。異色の題材ながらいずれも大好評を博しました。
自己中心的でありながら、どこか憎めない映画俳優の銀ちゃんが、恋人の小夏や大部屋俳優ヤスなど、個性豊かな「映画馬鹿たち」と繰り広げる破天荒でありながら、人情味溢れる物語が、再び宝塚の舞台に登場致します。
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/ginchannokoi/index.html より引用


新規オタクなので初演と再演を知らず、またド平成生まれなので原作のことも全く知らず、公演概要を読んでもざっくりすぎて内容が全然掴めません。幕間に公演プログラムを買ったんですが、プログラム後ろの方に載っていたあらすじはもう少し丁寧に書かれていたので開演前に買えばよかったです……。

感想

前置きなのですがこのブログではできるだけポジティブな内容だけを綴っていきたいと思っていて、ただ、あくまで私の趣味とは少し違う物語だったな、と感じています。
『銀ちゃんの恋』のストーリーが大好きでとても思い入れのある、という方が読んでどう感じられるか分からないので、気にされる方はブラウザバックしてください……!


一幕を観る私「ホエ~~(話の勢いに圧倒される)」
二幕まで観終わった私「これタイトル『ヤスの恋』では????????

銀ちゃんも小夏もヤスも演技力が強く要求される、とても難しい役だと思います。銀ちゃんをなんとなーく「ワガママカリスマ俳優」くらいの認識でいたので、「柚香さんがやったら似合いそうだな~(※主観です)」と思っていましたが、実際にマイティーが演じているのを見るとほんっとうにぴったりでした!ポスタービジュアルまんまのド派手な装いに軽妙な雰囲気、そして華やかでありながら昭和の古臭い感じをしっかり出していてカッコよかったです。マイティーが演じると、二枚目映画俳優っていう設定に説得力がありすぎる……!

あと銀ちゃんのライバル俳優・橘がホッティーというのもよかったです。マイティーは面長で伝統的な「二枚目」!って顔立ちしてて、ホッティーは顔が逆三角形でちょっと中性的な現代風イケメンですよね。タイプの違うイケメン二人が並んでたり張り合ってたりするのが大好きなオタクなので、もうお得感しかないって感じです(?)
初っ端から「わしとチッスせい~!chu」ってやつ最高じゃなかったですか?顔がいい……。
橘は物語の本筋(というか小夏関連)にほとんど絡まないため、二幕中盤以降話がどんどん辛くなっていって、最終的にはオペラグラスで橘の顔をひたすら見つめてココロを保っていました。清涼剤や……。

突然の橘・ここがカワイイ・ポイント

  • 先斗町に舞妓、待たせてるんや(小指を立てる)」
  • 「トウキョウでクイズ番組出るんでね!(ドヤ顔)」
  • 銀ちゃんの呼び方が「銀の字」(かわいい!)
  • フィナーレのよく分からん謎の踊り(盆踊りもどき)
  • そもそもロン毛ポニーテールの帆純まひろってその時点でビジュアル大優勝では?(錯乱)

めちゃくちゃ話が反れますが、ロン毛のホッティー見たさにスカステで『蘭陵王』を見たところそっちも最高でした。恋焦がれ嫉妬の炎に狂う帆純まひろの摂取は健康にいい(要出典)

つづいてヒロイン・小夏の星空美咲ちゃん。
研3ですが大抜擢というか、実力に見合うだけの役が与えられたんだ、と感じるくらい全部が上手かったです。まず歌が上手くて歌声が耳に心地いいです!最後、生まれた子供に「蒲田行進曲」を歌って聴かせる場面など、かすれて悲哀に満ちているけど音程は全然外さず感情がよく伝わってきました。
元々会話のやりとりが早いうえに、小夏はヒステリックに叫ばなければならない場面が結構あるのですが、大声を出してもキンキンしないやわらかい声質なのでこれも耳に優しいです。あと手足が長くて女優さんの衣装(序盤の真っ赤なドレス)がよくよく映えます。でもピチピチ(死語)で本当にかわいいので「落ち目の」女優っていうのはやっぱり少し無理があるかも……とは感じました。
これからも観るのがとっても楽しみです。

飛龍つかさくんのヤスは全人類が絶賛してますが(クソデカ主語)、ほんとに非の打ち所がないです。体当たりの、こちらが観ていて辛すぎて目をそむけたくなるくらい真に迫った演技、パワー全部乗ってるんじゃないかっていうくらい豊かに響き渡る歌声、改めてつかさくんの舞台能力の高さに驚きました。
『Dream on!』をスカステで見てつかさくんカッコイイ~!歌うまい!って思ったのに、『アウグストゥス』ではあんまり出番がなく見つけられなかったので、今回たくさん堪能できて幸せでした。
最後部屋中めちゃくちゃにして、ぬいぐるみのくまさん抱きかかえてプルプルしながら怒鳴ってる場面とか、辛すぎて辛すぎてウウウウウン……となっていました。次は超幸せな感じの飛龍つかさを浴びたいです。



私の父は1960年代生まれで「蒲田行進曲」映画のド真ん中世代なんですが、家でもよく昭和のドラマをケーブルテレビで見てるんですよね。大体が刑事ものとか事件もの(?)で、男の都合に振り回された女が他人を殺すか他人に殺されるか、みたいな、全部おんなじ話ばっかりで……。小夏は幸せになるために、自分の好きな男ではなくて自分を好きな男を選んだのに、どうしてこうなっちゃったんだろう、って感じてしまうし、最後「全部(一部?)劇中劇でした~」というオチでも全然スッキリはしないし、演者であるスターさんのことはもちろん大好きですがヤスや銀ちゃんを「憎めない不器用な男」とは思えませんでした。全然憎める(え?) でも何度も書いているように芝居が足りなかったとは全く思わないので、単純に自分の好みの問題なんです……。
おんなじメンタル弱めのヤバ男でも『夢千鳥』はめちゃくちゃ好きなんですけどね……!


あと思い出せることと言えば、一度幕が下りてからごあいさつで再度上がる時、舞台が暗くなってて虹色に光るマイティーがぼんやり浮かんでるのがかわいかったです!()
次の観劇予定『柳生忍法帖』がしばらく先なので、スカステの溜まっている録画をドンドン消費していきたいと思います。そして絶対絶対観たい『プロミセス、プロミセス』が当たりますように……(当選祈願)

9月のスカステで見たいもの

恒例の遅刻記事です!()
今月は見たいもの少ないしいっかな~と思っていたんですが、まあ毎月続けてるので……。

9/1~9/08

9/02 00:00~ 『CAPTAIN NEMO』
9/03 09:30~ 『蘭陵王
9/03 15:45~ 『EXCITER!!2017』
9/03 20:00~ 『桜華に舞え』
9/05 19:00~ スカイ・ステージ・トーク Dream time #67 鳳月杏
9/08 14:00~ 『Shakespeare』新人公演

9/9~9/15

9/09 08:00~ 『シトラスの風-Sunrise-』
9/09 00:00~ 『スターダム』

9/16~9/23

9/18 19:30~ 『阿弖流為
9/19 21:00~ 『眩耀の谷』
9/19 22:45~ 『Ray -光の光線-』
9/19 00:30~ 『天国と地獄』
9/21 18:30~ 『風と共に去りぬ

9/24~9/30

9/26 09:30~ 『壮麗帝』
9/26 00:00~ 『白鷺の城』
9/30 23:00~ 『凱旋門

ほか

時代劇専門チャンネルにて
9/13 22:00~ 『義経妖狐夢幻桜』
NHK BSプレミアムにて
9/25 24:40~ 『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と- / ピガール狂騒曲』


おっ!と思う初放送のものが少ない気がします(『眩耀の谷/Ray』くらい……)。ピガールは多分テレビ初放送ですよね!こちらはNHKBSだし、見られる方も多いと思うので友達にすすめます。

『夢千鳥』(2021・宙組)をスカステで見た感想

のきやでです。今更!?てな感じの感想です。スカステのディレイ配信、ゆっくり見たいな~と思って置いてたらいつのまにか3か月以上経過していました……。

公演概要

映画監督の白澤優二郎は、女優の赤羽礼奈と事実上の婚姻関係にありながらも、新作を撮る度に主演女優と浮名を流し世間を騒がせていた。
そんな白澤が挑む次回作は、大正浪漫を代表する画家・竹久夢二の人生を描いた物語。
幼い頃から運命の女を探し続けた夢二もまた、艶聞の絶えない男であった。勝ち気な美貌の年上妻・他万喜と縁を切れないまま、純真な女学生・彦乃への想いを募らせ──
撮影が進むにつれ、白澤は自分と夢二の境界が曖昧になるほどに彼の人生に飲み込まれていく。
夢二の人生を描いた先に、白澤が見つけた愛とは…?

感想

無観客配信だからというのもあるかもしれませんが、どの舞台作品を映像で見ているときよりも映画に近く感じました。舞台転換に不自然なところがないというか、花音舞さんが演じる歌手が「うつら、うつら……」と歌っているのを聞くと、暗転もあっという間に思えます。
実はこれを見た翌日に同じく録りためていた『龍の宮物語』もじっくり見てみました。お話の系統がけっこう似ているので、この2作について比較しつつ感想を書いていくつもりです(どっちのほうが総合的に優れてる!とかいう話ではなく、あくまで好みです)。

まず、和希そらさんって歌もダンスも芝居も何でもできる、ものすごいスターです。特に『夢千鳥』はソラカズキだからこそ宝塚的に仕上がった作品、他のスターさんが演じても好評を得られるかもしれませんが、この内容がこうも抒情的に、しっとりと感じられるのは和希そらが演じているからだと強く思います。
妻・他万喜は(夢二にとって理想の女である姉や、「永遠の恋人」たる彦乃のように)夢二の絵を手放しでほめることはしません。他の男を誘惑し、嫉妬に狂う夢二を見て「もっと妬いて」と高らかに笑います。そんな他万喜に対して夢二は頬を張り倒し、引きずり回して首を絞め、しまいには刃物まで持ち出します。ここで黒い座布団から真っ赤な羽根が大きく舞い上がる演出や、二人の絡み合いをデュエットダンスに見立てて踊らせるのもあまりにも美しくて……。
上記の夢二のDVは見ていられないほどに痛々しいものです。男が一方的に女に暴力を振るうむごい図なのに、なのにどういうことか、夢二のほうが苦しそうな顔をしているんです。他万喜を演じる峰里ちゃんがしゃんと立ち上がると、和希そらの演じる夢二よりも背が高くて。
あとこれも凄いと思ったことなんですが、人は「自分が経験した愛され方」でしか他人を愛することができない生き物。夢二の父・菊蔵は反抗的な態度を見せる彼に「何だその目は!」と激高して殴りつけています。やがて大人へと成長した夢二は自分をきっと睨む他万喜に、「何だその目は……!」と全く同じことを言って、同じように殴りつけます。自分がそうやって(愛と呼べるのか知りませんが)愛されてきたからです。
この脚本、そして和希そらの男役の中では低めの身長と卓越した演技力は、夢二を「暴力的で支配欲に満ちた男」ではなく、「子供の心のまま育ってしまった可哀想なひと」なのだと観客へ示してくれます。

「夢二の愛した3人の女性」には含まれず、出番も少ないのに鮮烈な印象を受けたのが、花宮沙羅さん演じる菊子。何がいいってとーにかく声が綺麗なんですよ……!ここでの「カチューシャの唄」も耳にやわらかい高音で全然キンキンしないし、お客がリクエストするのもうなずけます。「じょうだんよ」の言い方も、文字に起こしたら絶対ひらがなだろうな、と感じるくらいかわいらしくて、それでいて一歩身を引く芸者の切なさやプライドもある。
続けて「所詮私は籠の鳥」と、女学生へのかなわぬ憧れを語る菊子に、夢二はそっとキスをします。何を躊躇うこともなく。この場面、のちに彦乃とのキスを遮るのと対照的ですよね。菊子は夢二にとって「自分より哀れなかわいい女」であり、彦乃は「自分が穢してはいけないと感じた清冽な女」なのでしょう(ところでここの和希そらがえっちすぎて「日活ロマン……?」と支離滅裂なことを口走ってしまうなどしました)。
キスシーンの話がてら、亜音有星くんのことも少し。和希そらと峰里ちゃんを取り合う役どころで、なによりビジュアルが和希そらとまた違ったタイプのイケメン……!役と外見の雰囲気がとてもマッチしていました。背が高く、首が長く、顔は少し丸顔寄り。そして赤羽礼奈とのキスシーンでカメラがアップになるとよく分かるのがつんとした鼻の高さ。ロケットのセンターで立ってても映えるし横顔も美しくて、この圧倒的美に対して「やめましょう。私たち酔いすぎたみたい」と断る場面があるからこそ、最後の「温めてるんだ」の台詞もより爽やかに感じられました。

この舞台では、雰囲気を出すのに当時の音楽が使われています。前述「カチューシャの唄」は1914年、夢二の作詞した「宵待草」が1917年、「青い小鳥」が1926年とまさにタイトル冠の通りの「大正浪漫」の言葉豊かな時代のものたちです。「いつくしみ深き」もそのころには別の題・歌詞で日本に伝わっていたようですし(これは聖歌の授業でウン年前にやったな~と昔を思い出しました)。
フィナーレのナンバーも公演内容に絡めたカバー曲で最高でしたね。「青い鳥は探すんじゃなくて一から育てろ」というメッセージを受けて、白澤監督が選んだのは赤い鳥中森明菜の「ミ・アモーレ」はさすがに知ってたものの、別の歌詞バージョンは初めて聴きました。が、こっちのほうが断然好み!「赤い鳥逃げた」というタイトルに歌詞までぴったりだし、何より「和希そらに中森明菜歌わせたろ♪」という栗田先生のセンスが解釈一致すぎて、ありがたさで天を仰ぐオタクになってしまいます。「夢路より」もただの言葉遊びに収まらず、デュエットダンスをいっそう幻想的に仕立てる素晴らしい歌唱でした。

『夢千鳥』は3人の女との恋愛を描いた作品。だからといって男はずっと同じようすというわけではなく、3人の女それぞれにまったく違う顔を覗かせるのが竹久夢二なのかなと。他万喜にはどうしようもなく、暴れまわる子供のようにぶつかり、彦乃には夢から現れた王子様のように優しく振る舞い、お葉には泣いて縋りついて。私は、夢二が無意識のうちに「相手の求める男性像」を身に着けてしまっている(あるいは、夢二の中に元々すべて備わっている要素だけれど、女の求めるものがよりはっきりと表出される)ように感じました。

↑ここまで書いといて『龍の宮物語』との比較なくない!?となりました。そうです。完全に忘れてました()
舞台の細かな芸術は『夢千鳥』のほうが、結末は『龍の宮物語』のほうが私は好みでした。ただどちらも良作で、これの円盤が出ないなんてもったいなさすぎます!
なんというか、誤解を恐れず言うと、和希そらが『龍の宮物語』をやっても一定の成功を収めそうですが(←もちろんせおっちがベストキャストという前提はあるので「一定の」と書いています)、他のさまざまな男役が『夢千鳥』を上演しても、今の現実の好評に近いほどの人気は得られないんじゃないかな、と思います。序盤の夫婦喧嘩から得も言われぬもの悲しさがなくなってしまったり、リアル男性に近づきすぎた男役では現実のDVがフラッシュバックして素直に楽しめなくなってしまったりしそうな気がします。

ここから先、父とのやりとりについて書くのですが和希そらファンの皆様が気分を害されたらすみません(;;)
『夢千鳥』を見る前日、ちょうどスカステで和希そら・優希しおん・鷹翔千空のDream timeがやっていて、なんと父がぼんやりそれを見ていたんですよね(「シャーロック・ホームズ」に連れて行ったので宙組というワードをぼんやり覚えていたんだと思います)。しばらく見るなり、「このレディースみたいな怖めの姉ちゃんもタカラジェンヌなのか」と聞いてきました。そう、和希そらです…………。
金髪に柄シャツで、あとちょっと三白眼ぽいところ、喋り方がすごく落ち着いているところ、(先輩後輩なんか大体そうなんですが)後輩がかしこまっているのを見て上記のように感じたみたいです。
翌日『夢千鳥』を一人で見ていたら、現実上の人物をモチーフにした作品という点に興味を示して一緒に見てくれました。見終わってから「これが昨日のレディースの姉ちゃん(ド失礼……)だよ」と言うと、驚き半分・納得半分という感じでした。この「納得」がどういうことか、「これが宝塚のアテ書きってやつなんだなあ」という納得です。和希そらも『夢千鳥』も父の想像していた宝塚像とは少し離れていたようですが、その方向性が一緒で納得がいったと。まさにぴったりの役だと感じたみたいです。
あと「シャーロック・ホームズ」の記事でほんの少しだけ書いてますが、実は父は観劇したときも和希そらを一番褒めてるんですよね。笑 本人は名前と顔が全く一致しないとぼやいてますが、案外贔屓なのかもしれません……(??)

最近スカステで見たものの雑な感想など

ほぼ毎日何かしらスカステで見てはいるんですけど、流し見だとストーリーが掴めないのでどうしてもショーに偏りがちです(そしてショーは芝居以上にうまい感想が思い浮かばない……)。
「最近」の中には録画して放置してたので最近ようやく見た……みたいなやつも含んでます!

  • 『PR×PRince』

宝塚歌劇でTensorFlowって単語が出てくるとは思いませんでした。SHの「二項係数の論文~~」より全然しっかりしててちょっと笑いました(でもフーリエ解析……??ってなったけど)。メルカリだのなんだのと若者言葉がバンバン飛び交うコメディで、何より王子三兄弟がキャラ立ちしていてとにかくかっこかわいい!最初3人出てきて「国がピンチ~」みたいな会話をする場面では滑ってる感じがしてハラハラしたものの、そのあとは面白くてひたすらハッピー!カワイイ!の連続でした。私はやっぱり第二王子のヴァレンティン様~♡(モブ女のポーズ)
家で一生「ゆたか~なゆたか~な自然♪」と口ずさんでいるので、母親にキモがられています。

原作を知らないので再現度はわからないものの、舞台全体の雰囲気がダークゴシック&キャスティングがぴったりで印象に残る作品でした。仙名さんのシーラや明日海さんエドガーの、人間だったときとバンパネラになってからの演じ分けなどひたすら美しさの連続で……。あとあきらさんのポーツネル伯爵がかっこよすぎてガチ恋枠です。
一本物なのでショーシーンは短いですが、男役群舞が豪華すぎます。明日海さん中心にれいあきちなまい、明日海さんがはけたら柚香さんがセンターに出てきてバチバチに踊ります。花男ってすごい……と天を拝むことしかできない女。

  • 『All for One』

ものすごく面白くて、『CASANOVA』と同じくらい大好きな作品になりました……!!まずアテ書きが当時の月組にぴっっったりで、たまきちのダルタニアンはかっこいいしれいこさんのベルナルドはどこか憎めない悪役・みやるりさんのアラミスも美の暴力! なによりちゃぴのお芝居がすごく自然体に感じて、見ていてずっと笑ってました。俺様感のないナチュラル壁ドン、100点中10000000000点やで……。
友だちに宝塚の映像作品勧めるならコレ!って思います(『CASANOVA』は楽天TVなどでレンタルができないので)。

↑この辺はうまく感想が書けないので割愛です!(??)

黄泉の帝王、めちゃくちゃ元気そう。フランツのほうが死にそう(失礼) ただこの時のたまきちのビジュアルがめちゃくちゃめちゃくちゃ好みなので、「いやこのトートから自殺をそそのかされたら私なら「私だけに」を歌うまでもなく死んでるな……」と思いました(え?)
96年の初演しか知らないので歴代エリザベートとの比較ができないんですが、少女漫画チックな雰囲気で全体的にトキメキポイントが増えていた気がします。エリザベートに「出ていって……!」って言われて素直に退出するけど未練がましくドアにすがるトート閣下、カワイイ……。

流し見なのでうろ覚えの部分が多いですが……。尾崎豊といい、「私だけに」といいちょっと意外(?)に感じる選曲もあって斬新でした。あと華ちゃんのスペシャルライブでも思っていたことなんですが、ホッティーは本当にMCが上手ですよね。上級生と話してても下級生と話してても、言葉に詰まることが少ないし他の人の話をうまく引き出すので見ていて楽しくなります。二人一緒に「闇が広がる」を歌ってたのも最高……。
マイティー・ホッティー・だいやくんという顔面偏差値バチ高花男がてんこ盛りで眼福でした。

  • 『Music Revolution!』(大劇場・全ツ)
  • 『Music Revolution! -New Spirit-』

New Spiritと全ツはスカステで、大劇場のやつはWOWOWで副音声付のやつを見ました。ちょうど近い期間で全部見られて、3つ見比べることができて面白かったです。「Such a Night」の日本語詞がとっても素敵で、この三つだとあーさver.と全ツ2番のひとこちゃんver.が特に好きでした。全体的に一番好き!って思ったのはNew Spiritです(あーさとあがたくんの並びがかわいい&「Love Revolution」の演出が好き)。
WOWOWの副音声解説もだいきほの裏話が聞けてよかったです……!(娘役さんと同じ格好で並んだら娘役のほうがカワイイに決まってるからロケットがつらかった……みたいな望海さん・自分の出ているシーンでは言うことが特にない(←え???)から静かになる真彩さんなど)

【感想】『CITY HUNTER -盗まれたXYZ- / Fire Fiver! 』(2021・雪組・宝塚大劇場)

目が足りないよ~~~~!!!!!!!てな感じの公演でした。
8/14、8/21公演を観劇したのですが、B席・A席と遠めの席だったので3回目が観たくなっています……(;;)
あらためて、彩風咲奈さん・朝月希和さん、トップ就任おめでとうございます!!
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公演概要

新宿を舞台にスイーパー(始末屋)として生きる“シティーハンター”こと冴羽獠。彼が依頼を請け負うのは、美女絡みか、依頼人の想いに“心が震えた時”のみ・・・・。
獠の持つハードボイルドかつコミカルな魅力を、彼を取り巻く個性的なキャラクター達の活躍と共にドラマティックに描きます。
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/cityhunter/index.htmlより引用

今回公演概要のあらすじ情報量がほぼ無ですね……。『CITY HUNTER』の原作も世代じゃないので全く知らず、どんなお話になるんだろうと思ってました。
また、公演前には阪神競馬場とのコラボレーションサイトができて、そこからスターさん(確か咲ちゃん・朝月希和さん・朝美絢さん・綾凰華さん・縣千さんだったはず)のメッセージ動画が見られたりしたのですが、現在はサイト自体が非公開になってしまっているみたいです。

CITY HUNTER』感想

フマジメな箇条書きだと、

  • Get Wild意外と序盤だった……
  • 朝美絢が銀橋渡る時の客席のオペラグラス上がる率が異常
  • キャラが出てきて総踊り!みたいな場面が(体感)多い(ので目が足りない)
  • あやなちゃんの槇村 こんな兄が欲しいNO.1

スターさん別の感想

咲ちゃんの冴羽は足が長長長~~~~so long!!って感じです。舞台が新宿というだけあって、みんな現代風の衣装を着ていて冴羽の服もシンプルなのですが、とにかくスタイルが良いので「あ、この人がトップスターなんだな~」っていうのが一目でわかります。序盤から女性のケツを追いかけまわしてブイブイとハッスルをかましまくっていて、とにかく体力が要りそう……!ただ女好きというだけでなく、仕事が入ればさらりと女の下を去ったり、ドライな雰囲気もしっかり出ていて冴羽の二面性を感じさせる演技でした。

きわちゃんの演じる槇村香は、あんまり宝塚の娘役っぽくない役なのでこれまた大変そうでした……!!私が脚本・演技ともに好みだな~と思ったのが、宝塚の舞台ではあるけど少女漫画のヒロイン的な方向に寄りすぎていない香のキャラクター像です。たとえば香よりアルマ王女を優先して助ける冴羽に対して、香は当然文句を言うことはなく、むしろ「いいとこ見せて挽回してやる!」という思考に行きつくところ。きわちゃんが(上級生なのもあると思いますが)スカステの番組などを見ているととても落ち着いた娘役さんなので、香の行動も力んでるけど痛々しくは見えなくて楽しめました。

こんなん恋以外ないやろ??となる、あーさのミック・エンジェル。出てきた瞬間から顔がいい。っていうかミックの周りだけキラキラのお星さまが飛んでいる幻覚が見える。金髪がとにかく似合いすぎる(黒髪で出てきても同じことを言いそう)。ミックエンジェル~♪みたいな歌でノリノリで踊ってるところとか、語彙力が消滅してメチャクチャよかった……しか言えません。
「二人でリョウを見返してやろう!」と言ったあと「WONDERLAND」のところとか、人懐っこい笑顔が消えてド真顔なんですよね。明らかに裏がありま~~す!って顔してます。ただの三角関係ともちょっと違ってて、宝塚プルミエールであーさが言ってた「リョウを好きな香が好きなんだと思います」っていうのがすとんと腑に落ちました。ミックは多分冴羽も香も好きだし、でも香が自分になびいたら冴羽を殺して本当に「世界で一人だけの最強スナイパー」の座を狙いそうな気もしたり……。陽気なアメリカ人と凄腕の暗殺者が同居してるイケメンで最高でした。
香の顔を両手できゅってして「本気なんだけど」みたいなシーンと、最後の「結婚式には呼ぶぜ♪」みたいな場面が超~~~~~~~~好きです。ミック・エンジェルの朝美絢を見られただけでチケット代にお釣りが来るレベルです。

観劇前のことなんですが、
私「あやなちゃんは槇村?ってキャラだって~」
ちょうどCH世代の母「え、槇村って1巻で死ぬけど?」
私「??????????????」
となっていました。蓋を開けたらしっかり登場してよかったです!()
槇村自体は深く掘り下げのあるキャラではないものの、要所で説明をする口調や総踊りの時の踊り方で、冴羽が「キザな奴」というだけありそう!と感じるキャラクターを確立していました。あとメガネとかサングラスが似合うな~~という気持ちに(あーさのブリドリでもあやなちゃん確かメガネかけてましたよね……!)
縣くんの演じる海坊主は出番こそ少ないですが、やっぱりビジュアルのインパクトが大きいです。でも縣くんの顔が大好き(面食い)なので、あやなちゃん槇村とは違う全く顔の見えないサングラスはちょっと寂しい気持ちもあります(?) 喫茶店での海坊主の一挙一動に癒されまくりました。

冴子さんを演じる彩みちるさんは、最初誰が演じているのか分からないくらいハマっていて驚きました。『ほんものの魔法使』で見たときは本当に15歳くらいの女の子に見えたのに、冴子さんは妖艶でカッコよさも満点!女のなりたい女!!って感じで文句の付け所がゼロです。演技力もそうですが、歌もうまくて、フィナーレでの槇村との絡みなど細かい部分のお芝居もかわいらしくて大好きでした。月組に組替えしたあとも見るのが楽しみです!

とにかく役名と台詞のある人物が多い(気がする)公演で、サブキャラもとっても魅力的でした。諏訪さきさんのアホのマサとかいい味出してましたよね……。それから野々花ひまりさんも特徴的なアニメ声がちょっとキャピキャピした葉子にぴったり!「お勘定よろぴくぅ~」の言い方が可愛すぎてうっかり財布出しちゃいませんか?出します。

彩海せらくんはお顔が大好きなんですが、ユタカの出番が多くてたくさん見られて幸せです。反抗期の息子なのにかわいすぎる。こんなカワイイ子が生まれたら私だったら女優業廃業です(え??)でも小林豊って名前だと某メンズアイドルしか出てこないのは私だけでしょうか……。

星加梨杏くんもお顔が大好きPart2です。織田は台詞の数自体はそれほど多いわけではないですが、冴子さんのいるときに一緒に出てくるので舞台上にいる時間が長く、場面場面の小芝居を見てニヤニヤしとりました……!アルマ王女と冴羽のドライブを止めるシーンで王女とジャンケンしたりあっち向いてホイしたり、ユタカと母親の和解シーンでウルっとして冴子さんにハンカチ借りてたり。いやもう目が足りんがな……(;;)カワイイ……。

↑読んでたら「あ~ね」ってなると思うんですが、雪組に気になるスターさんが多すぎて常に視線がとっ散らかっています。今の雪組って、スタイル抜群のトップ咲ちゃん・ドのつく美貌の朝美絢・立ち姿もノーブルなあやなちゃん・がっしりめ大型新人縣くんと、それぞれ遠目に見てもタイプがバラバラなのが最高に素敵だな~と思います。ここにソラカズキが入ってくるの、未来に希望が溢れすぎとる……!!

そのほか

ストーリーは、CITY HUNTERの原作を読んだことのない私でもとても楽しめました。人物が多すぎて雑多な印象は受けるのと、1回目は「誰がどれだっけ……!?」ってなったりしました(野上三姉妹とか)。でも登場人物が少なすぎるよりは多すぎてワチャワチャしているほうが好みなので、まったく嫌いではないです!笑
ミックの行動について考えてみると、まず理念として「最強のスイーパーは一人でいい」は本当に思ってそう。そのうえで、冴羽のことも香のことも好き。海原から王女暗殺を頼まれる→波風を立てないために承諾したふりをして冴羽に連絡→香と合流……という流れですよね。で、冴羽がアルマ王女で手一杯で香のことを守れないタイミングでは香を守るために手を組んだり、裏切ったふりをしてみたりしていた、っていう理解で合ってますかね……。

スカステで『MY HERO』を見たとき、「これが宝塚……!?」って驚いた覚えがあるのですが、『CITY HUNTER』もサイトー先生であのときと同じ衝撃を受けました。まずオープニング映像があるのがめーーーっちゃいい!それだけじゃなくて「本物のシティーハンターだったら……結婚してあげてもいいわよ~??」の場面とか、絶対いらんやろみたいなところにも映像を挟んでくれるのが最高です。最後に冴羽咲ちゃんと香きわちゃんの写真が同じアングルの原作絵に変わるところも、原作へのリスペクトが感じられる演出でした。
あと作中の時代に合わせて、当時の宝塚でやっていた公演の宣伝が出たりするのもオシャレでした。杜けあきさん主演のベルばら!ちょうどこないだスカステで見たな~とか……。あと原作者のコスプレっぽいものが登場したり、ミック・冴羽・香の三人で雑誌の表紙パロみたいな画像が出てきたり。何度観ても楽しいだろうな、と思える作品で、あと5回くらいは観たいです……ウウウ。

『Fire Fiver!』感想

ショーの感想の書き方が芝居以上に分かってないので、こっちはかなり短めです()
初めにネガティブなことを書いてしまうのですが、1回目に観劇したときはとにかく音割れが酷かったです……。中詰めでスターさんが歌唱する場面ではどの人も音がガビガビに割れていて、全員で歌うところも(本当はそんなことないのに)不協和音に感じられてしまいました。歌だけでなく演奏もノイズが入っているように聞こえました。2回目は母と観劇だったので「大丈夫かな……」と心配していたら、1回目が嘘のように音割れのおの字もなかったのでエッあれは幻聴……?ってなりました。何にせよ直していただけてよかったです!!(せっかくスターさんが声を張り上げていても音響のせいで音が割れていたら悲しいので)

最序盤の咲ちゃんときわちゃんの衣装が二人だけ黒なのがおそろい感あってよきでした。「Fire Fiver!」は強めのインパクトある曲ですが、そのあとに二人で歌ってた曲は結構かわいらしい雰囲気のものだったような?
あーさの伯爵(?)がモテまくって女の子に追いかけられる場面がある、というのは前情報で知っていたものの、実際見てみると想像と違って面白かったです!笑 まず髪型がトンチキ寄りなんですよね、金と黒で前髪(?)がスコーンと立ってて後ろがくくったロン毛です。運命の女性を探していろんな女の子にチュッチュしまくった結果、全員から「お前が悪い!」と詰め寄られることになります。舞台上を縦横無尽、銀橋を渡って逃げるも最後には「身から出た錆~♪」でシメられてたのも笑えました。

それと何より噂の(?)ほぼ全員ロケット……!!最初に飛び出してきた下級生中心のロケットだと、真ん中はたぶん華世京くん?ですよね。そのあとは主にあーさと縣君を眺めてました。きわちゃんと咲ちゃんの間に割って入るときの動作が完全に男役の朝美絢、最高や……。ずっと「眼福だな~~~~~」と思いながら双眼鏡を固定してました。縣くんダルマは最後のほうまで残るのですが、それも動きから男役感が出ていてかわいかったです。縣くんの細さを見て、よくこの細さであの海坊主が出来上がるなあと改めて男役の技術の凄さを感じました。

「白い雪~ブランカ♪」みたいな、野々花ひまりちゃんとあやなちゃんの場面。こういう彼氏感溢れる綾凰華さんがカッコよすぎて困る現象に名前をつけたくなりますが、とにかくカッコいいです(それしか言えない人)。その後不死鳥がババーンと出てきて、咲ちゃんのあとは縣くん中心に下級生(たぶん)がゴリッゴリに踊ります。この場面の縣くんには特に惹きつけられました。真ん中でこんなにものびのびと楽しそうに踊るんだな~と、ダンスの技術のことは何も分かりませんがずっと見ていたくなりました。縣くんのバウ公演、チケットが手に入る気がまっっっっったくしませんが観に行きたいです。

うっかり公演プログラムを大学に置き忘れたために(!?)ショーの記憶があやふやすぎて、順番など前後していたらすみません。1幕も2幕も楽しさ満点で、「宝塚にハマれて幸せだな~~~」と叫び倒しています。次に大劇場に行くのが多分バロックロックまで飛ぶので、宝塚の空気が恋しくなったら公演がなくても吸いに行こうかなと思います(え?) 観劇自体は9/7に『銀ちゃんの恋』を観に行く予定なので、そちらもまた感想が書ければなと。いい加減表現力がついてほしいのに、毎度同じような萌えを叫ぶ記事ばかりで申し訳ないです……、